漫画全話レビュー「めぞん一刻 第013話「ソルティー・ドッグ」」 5/5 (1)

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掲載情報

掲載雑誌
  • ビックコミックスピリッツ 1981年08月30日号

 

アニメでは

 

時系列とでき事
  • 1981年初夏~夏 五代裕作、音無響子、三鷹瞬らと海でバカンス

 

この頃のでき事
  • 8月5日 - 男鹿脇本事件。
  • 8月12日 - IBMがマイクロソフトのDOS(ディスク・オペレーティング・システム)搭載の「IBM PC」を発表。
  • 8月18日 - コクヨ、CI導入。
  • 8月22日 - 台湾で遠東航空機墜落事故発生。作家向田邦子が死亡。
  • 8月26日 - 阪神の江本孟紀投手が「ベンチがアホ」発言。
  • 8月26日 - 宇野ヘディング事件。
  • 8月28日 - 南アフリカ共和国軍、アンゴラ侵攻。

 

あらすじ

犬が苦手な三鷹さんの運転でなんとか無事海へと取り着いた一行。三鷹さんは惣一郎さんの影響でノックダウン。五代君も響子さんに痴漢行為をしたと誤解されたりと、一筋縄では楽しく遊べません。しかも帰りにはペーパードライバーの響子さんの運転で帰ることになってしまいます。

 

みどころ

  • 響子さんの運転

 

はじめに

海で遊ぶ閑話休題の前後編の後編です。前回は海に行くまで。今回はその海で遊ぶ話です。

 

犬嫌いに懐く犬

三鷹さんは犬が苦手なのに、惣一郎さんは三鷹さんにやたら懐いていました。

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この現象って現実でも結構見るんですよね。犬が嫌いだって人に寄っていく犬。おそらくこれは、犬からしたら珍しいリアクションをするので、面白くて近付いていくんでしょうね。意地の悪い犬だと、自分に怯えているのを察知して、わざと怯えさせに行って遊んでいる気もしますが。

 

 

怯える三鷹さんに、武士の情けで五代君は惣一郎さんを引き離してあげるのですが、惣一郎さんさえいれば近付いてこないだろうとの魂胆で響子さんと一緒にいようとするのですが、何故かやらやたらと懐かれている郁子ちゃんとばかり遊ぶはめに…。いつも五代君の計算通りにはいきません。

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弱みにつけ込む五代君

五代君が近くにいるときに、偶然響子さんの近くをクラゲが側を通ったので、響子さんは五代君が触ってきたと誤解。それで五代君に怒るのですが、誤解に気付き五代君に謝ります。そして五代君は自分の方が立場が有利だと思い、響子さんに普段できないコミュニケーションやスキンシップなどを要求する。相手の申し訳ない気持ちにつけ込んだ五代君の要求って、この先も小さいながらも結構あります。

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三鷹さんはモテる

三鷹さんは女性にモテモテで、対応もスマートなのですが、折角響子さんと一緒に来ているのに、他の女の子と仲良くなり、一緒に楽しく遊んでいました。これはどう考えても響子さんの心証マイナスなんですけどね…。マイナスと言うか、どんな女生とでもすぐ仲良くなってしまうというのは、恋人候補からどんどん離れていくと思うのですが…。

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三鷹さんはのちの明日菜さんの件でもわかりますが、基本的に八方美人なんですよね。よく言えばみんなに好かれる人とも言えるのですが、五代君とはまた違った優柔不断なような気がします。目標1つに狙いを定めるのではなく、嫌われたくないからあっちにもこっちにも良い顔をする。結果本命からはそっぽを向かれるという…。

 

行ききは犬に怯える三鷹さん、帰りはペーパードライバー響子さん

この海へ来る道のりは、犬に怯えてふらふらの三鷹さんの運転で、響子さんは「生きているって素晴らしい」と言っていましたが、帰りはその響子さんの運転で、五代君と三鷹さんが引きつる程の危険運転。行きも帰りもまともな運転ではありませんでした。

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ちなみに、響子さんが車を運転するシーンは、作中これだけ。貴重なシーンでした。

 

総評

今回はストーリーと特に繋がりのない、いわゆる閑話休題ですね。とは言っても、この頃は基本1話完結のドタバタコメディなので、閑話休題も何も本当はないのですが、特に日常から切り離された話ではあります。

 

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