漫画全話レビュー「めぞん一刻 第136話「100%SHONEN場」」 評価はまだありません

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掲載情報

掲載雑誌
  • ビックコミックスピリッツ 1986年8月4日号

 

アニメでは

 

時系列とでき事
  • 1986年7月 五代裕作、保母試験2日前
  • 1986年7月 五代裕作、三鷹瞬の家に行く

 

この頃のでき事
  • 8月15日 - 新自由クラブが解散。田川誠一を除く衆参議員は自民党に合流。
  • 8月25日 - 日産自動車が「テラノ」を発売。
  • 8月27日 - 梅田事件で、釧路地方裁判所は再審無罪の判決。

 

あらすじ

保母試験を2日後に控え、正念場を迎える五代君。一方三鷹さんは、三鷹さんのあずかり知らぬところで、明日菜さんとの結納が決まってしまいます。それを知った五代君は、これ以上響子さんを惑わさないようにと三鷹さんの家に行くのですが…。

 

みどころ

  • 輸納が決まってしまった三鷹さん

 

はじめに

今回は、五代君と三鷹さんの直接対決を思わせる回です。要は決闘ですね。古臭い言葉ですが、昔の名残か、決闘は日本の法律で禁止されています。

 

 

しかし、三鷹さんはあれだけ響子さんに迫っておきながら、明日菜さんとの関係を断ち切っていなかったと…。三鷹さんも結構ちゃらんぽらんですね。

 

保母試験2日前

五代君は以前、お墓の前で響子さんに「夏まではひとりです」言われましたが、その夏を意味するのがこの保母試験の夏です。響子さんは抽象的に夏までと言いましたが、要はこの保母試験に合格して、一人前の社会人にならないと知らないよってことです。響子さんが五代君を選んでいるのは明確なので、これで落ちてもなんだかんだ気持ちが続きそうではありますが、響子さん云々抜きにしても、五代君は今無職で、保母試験を取って保父になって就職しなければ、どのみち食べていけなですから、響子さんとの結婚にしても、自分の生活でも両面で正念場ですね。

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そしてこの正念場ともうひとつ正念場として表されていたのが、最後に三鷹さんと決闘すること、つまり三鷹さんとの決着の正念場ですね。以前にも書きましたが、めぞん一刻はサブタイトルで上手いことを言っていたり、捻っていることも多く、今回も「保母試験の正念場」と、「三鷹さんとの正念場」のふたつの正念場に賭けたサブタイトルでした。この手のふたつの意味を持つサブタイトルだと、以前あった一の瀬さんの「納得しました」でもそうでしたね。

 

 

三鷹さんの知らないところで進む縁談

三鷹さんは響子さんに猛アタックをしたのですが、一方の明日菜さんとの縁談はと言うと…切れていませんでした。それどころか、またしても三鷹さんの知らないところで勝手に話が進められ、結納の日取りまで決まっている事態に…。そしてまたしても明日菜さんは響子さんとお見合いしたことを「気にしませんわ」と…。明日菜さんは最終的に自分のところに三鷹さんが来てくれれば、浮気も何でもOKなんですかね。

 

 

思い込みが強い明日菜さんは、三鷹さんが浮気したらどうなるんでしょうね…。以前あった「尼になります」的な自分を罰する方向に行くのか、それとも好きすぎて三鷹さんをブスッと行くのか…。どちらにしてもストレートに怒りをぶつけてくるよりよっぽど怖い気がします。

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五代君と明日菜さん

明日菜さんはまたしても響子さんに会いに一刻館へ行くのですが、いつものように勇気を出して出て行くことができません。コソコソと壁に隠れる明日菜さんを見付けた五代君は、このとき三鷹さんと明日菜さんの状況を知るのですが、このときの遣り取りも好きです。明日菜さんはコソコソ隠れているのだから、思わずそのまま逃げるか、言い訳をするのが普通の反応だと思うのですが、五代君に取った反応は「しっ。(静かに)」でした。そしてその指示に従う五代君。明日菜さんはおっとりし過ぎていて、反応が鈍いので、結果的に何事にも動じない、物凄く神経が図太い人に見えますね。

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五代vs三鷹

五代君は今回最後に三鷹さんの家へ行き、響子さんを惑わさないように注意しに行くのですが、五代君が三鷹さんの家に来たのは3回目で、1回目はお婆ちゃんが一刻館に来たとき、2回目は響子さんが三鷹さんに抱きつかれたのを目撃したときですね。三鷹さんの家を知っているのはこれらの回があったからでした。

 

本来、三鷹さんは腕力に訴えるような人では無いのですが、明日菜さんとの件でイライラしていた三鷹さんと、保母試験でピリピリしている五代君とで、しっかり決闘との意見が合致してしまいました。と言っても、冷静に考えて腕力で勝ったからと言って、響子さんが勝った方を選ぶわけでは無いんですけどね。また、勝ったよと響子さんに自慢できるわけでも無く…。と、まあこういうことを全部わかって、それでも今までのこと全ての対立や不満の捌け口なんでしょうね。

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総評

しかし叔父さんの強引さは目に余りますね。漫画なので笑って読んでいますが、これが現実ならぶん殴ってますよ。三鷹さんの結婚なのに、「お前一人の反対で今さら取り消せるか。」ですよ。親族にキャラ強い人いると大変なんですよねえ…。

 

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